「支援」という言葉を捨てる。ベトナムの地でカカオ農家と対等なパートナーである誇り

シンチャオ♪

海外での事業、特に途上国と呼ばれる地域でのプロジェクトを語る際、よく「支援」や「援助」といった言葉が使われます。しかし、私はOCAの活動において、これらの言葉を意識的に使わないようにしています。今日は、私たちがなぜ「対等なパートナーシップ」にこれほどまでにこだわるのか、その理由をお話しします。

かつての植民地時代や、現代における過度な資本主義の枠組みの中では、生産地は常に「安価な労働力」と見なされてきました。しかし、チャウドゥクでカカオを育てる人々の手は、世界で最も貴重な「価値」を生み出す魔法の手です。彼らが持つ技術、忍耐強さ、そして大地への愛情。これらは決して外部から「支援」されるようなものではなく、私たちが深く敬意を払うべき、尊い専門性なのです。

OCAのスタッフや現地の農家さんと向き合うとき、私は常に一人のプロフェッショナルとして接します。私たちが提供するのは「恵み」ではなく、共に成長するための「環境」と「機会」です。彼らが自らの仕事に誇りを持ち、自立した経営者として、あるいは技術者として輝くこと。その誇りから生まれるカカオこそが、世界一の品質を持つと確信しているからです。

「支援」という言葉には、無意識のうちに上下関係が含まれてしまう危うさがあります。私たちが目指すのは、互いに足りないものを補い合い、互いの強みを最大限に活かし合う「共生」の形です。日本の繊細な品質管理と、ベトナムの力強い生産エネルギー。この二つが対等に溶け合ったとき、初めて新しい産業の形が見えてきます。国境を超えた「誇りの連鎖」を創ること。それが、OCAがチャウドゥクの地で体現し続けたい真の架け橋の姿です。

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