
シンチャオ♪
ベトナム、バリア=ブンタウ省チャウドゥクにある「OCAカカオ工場」では、日々カカオのポテンシャルを最大限に引き出すための挑戦が続いています。私たちはチョコレートを作る際、カカオ豆を粉砕して中心部の「ニブ」を取り出すのですが、その際に出る薄い外皮「カカオハスク」について、今日は少し深くお話ししたいと思います。
一般的に、カカオハスクはチョコレート製造の過程で出る「不要なゴミ」として、大量に廃棄されるのが業界の常識です。しかし、チャウドゥクの豊かな自然の中でカカオと真剣に向き合っていると、そもそも自然界に「ゴミ」などという概念は存在しないことに気づかされます。農薬や化学肥料を一切使わず、太陽の光とチャウドゥクの風だけで丁寧に乾燥させたハスクには、豆本体に勝るとも劣らない芳醇な香りと、カカオならではの貴重な栄養成分がぎっしりと宿っているからです。
私たちはこのハスクを、単なる廃棄物とは考えません。現在、OCAではこのハスクを「カカオティー」として活用する取り組みを行っています。お湯を注いだ瞬間に立ち上がるのは、上質なチョコレートそのものの甘く優しい香り。しかし、実際に口に含むと、ハーブティーのように驚くほどスッキリとしていて、心まで洗われるような透明感のある味わいが広がります。これこそが、脱臭やアルカリ処理といった不自然な化学処理を一切施していない、オーガニックカカオだからこそ提供できる「自然の余韻」なのです。
効率や利益、そして「製造のしやすさ」だけを最優先に考えれば、ハスクを丁寧に分別し、新たな価値を吹き込む手間は、もしかすると経済的な「無駄」に映るかもしれません。しかし、カカオという尊い命を育んでくれたチャウドゥクの大地に対する敬意を忘れないこと、そしてその全ての部位を大切に使い切ること。この小さな「循環」の積み重ねこそが、やがて地球規模のリジェネラティブ(環境再生)なモノづくりに繋がると、私は確信しています。
捨てるはずだった外皮が、一杯のお茶になりました
お湯を注いだ瞬間、上質なチョコレートの香りが立ち上がる。でも口に含むと、驚くほどスッキリとした透明感。それがカカオハスクティーです。
農薬なし、化学処理なし。チャウドゥクの太陽と風で乾燥させた外皮だけを、2gのティーバッグに。1日の始まりに、食後に、ほっとひと息つきたい時間に。
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廃棄されるはずだったカカオの外皮を、価値ある一杯へ。Farm to Barの循環が生んだアップサイクル商品です。


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